_日本語Compaq_Advanced_Server_for_OpenVMS_____ インストレーションおよび構成ガイド 2001年7月 本書は,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソ フトウェアのインストレーションと構成の方法を説明し ます。 変更および改訂情報: 本書は改訂ドキュメン トです。 オペレーティング・システム: 日本語OpenVMS Alpha V7.2-1 ソフトウェア・バージョン: 日本語Advanced Server V7.3 for OpenVMS コンパックコンピュータ株式会社 __________________________________________________________ 2001年7月 本書の著作権はコンパックコンピュータ株式会社が保有してお り,本書中の解説および図,表はコンパックの文書による許可な しに,その全体または一部を,いかなる場合にも再版あるいは複 製することを禁じます。 また,本書に記載されている事項は,予告なく変更されることが ありますので,あらかじめご承知おきください。万一,本書の記 述に誤りがあった場合でも,コンパックは一切その責任を負いか ねます。 本書で解説するソフトウェア(対象ソフトウェア)は,所定のライ センス契約が締結された場合に限り,その使用あるいは複製が許 可されます。 (c) 2001 Compaq Computer Corporation Printed in Singapore. 以下は他社の商標です。 Microsoft,MS-DOS,Windows,およびWindows NTは米国 Microsoft社の商標です。 Intelは米国Intel社の商標です。 UNIXはThe Open Groupがライセンスしている米国ならびに他の国 における登録商標です。 本書は,日本語VAX DOCUMENT V 2.1を用いて作成しています。 ________________________________________________________________ 目次 まえがき................................................ xi 1 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1.1 Advanced Serverソフトウェア・キットについて. 1-1 1.1.1 VAXシステムについて..................... 1-2 1.1.2 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS にアップグレードする場合................. 1-2 1.1.2.1 LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジスト リへの移行............................. 1-4 1.1.2.2 OpenVMS Clusterのアップグレード....... 1-4 1.2 DECprintソフトウェアのインストレーション.... 1-5 1.3 ライセンスについて.......................... 1-5 1.3.1 ライセンスの必要条件.................... 1-6 1.3.2 License Serverについて.................. 1-6 1.4 外部認証について............................ 1-8 1.5 リリース・ノートについて.................... 1-8 1.5.1 インストレーション前にリリース・ノートに アクセスする方法......................... 1-9 1.5.2 インストレーション後にリリース・ノートに アクセスする方法......................... 1-9 1.6 インストレーション・チェックリストの使用.... 1-9 1.7 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをイ ンストールするための必要条件................. 1-10 1.7.1 ハードウェアの必要条件.................. 1-10 1.7.2 ソフトウェアの必要条件.................. 1-10 1.7.3 サポートされるクライアント・ソフトウェ ア....................................... 1-11 1.7.4 メモリの必要条件........................ 1-11 1.8 インストレーション前の手順.................. 1-11 iii 1.8.1 ステップ1:パーツ一覧の確認.............. 1-13 1.8.2 ステップ2:ネットワーク・ハードウェアの確 認....................................... 1-13 1.8.3 ステップ3: SYSTEMアカウントへのログイン. 1-13 1.8.4 ステップ4:必要なソフトウェアの確認...... 1-14 1.8.5 ステップ5: OpenVMS Registry Serverの起 動....................................... 1-14 1.8.6 ステップ6:リリース・ノートの印刷と確認.. 1-15 1.8.7 ステップ7:システム・パラメータの確認.... 1-16 1.8.7.1 GBLPAGESパラメータ.................... 1-16 1.8.7.2 GBLSECTIONSパラメータ................. 1-17 1.8.7.3 PROCSECTCNTパラメータ................. 1-17 1.8.7.4 SCSNODEパラメータ..................... 1-18 1.8.8 ステップ8:システムのバックアップ........ 1-20 1.8.9 ステップ9:ディスク容量の必要条件の確認.. 1-20 1.8.10 ステップ10:キュー・マネージャの確認..... 1-20 1.8.11 ステップ11:タイム・ゾーンおよびTDFの確 認....................................... 1-21 1.8.12 ステップ12: DECnetの状態の確認.......... 1-23 1.8.12.1 DECnet (フェーズIV)の状態の確認....... 1-23 1.8.12.2 DECnet-Plusの状態の確認............... 1-23 1.8.13 ステップ13: TCP/IPの状態の確認.......... 1-24 1.8.14 ステップ14:既存のOpenVMS Serverのイメー ジおよびファイルがあるかどうかの確認..... 1-25 1.8.15 ステップ15: OpenVMS Cluster構成の確認... 1-25 1.9 次のステップ................................ 1-27 2 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2.1 インストレーション・プロシージャ............ 2-2 2.1.1 インストレーション・プロシージャを開始す る前に................................... 2-3 2.1.2 サーバのインストレーション.............. 2-4 2.1.3 インストレーション完了後の作業.......... 2-16 2.2 インストレーション時の問題のトラブルシューテ ィング....................................... 2-17 2.2.1 VAXシステム上への日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインスト レーション............................... 2-17 2.2.2 別のAdvanced Serverイメージを実行して いるシステムへの日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSのインストール......... 2-18 iv 2.2.3 システム・ディスクの制限事項............ 2-18 2.2.4 PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server) V6.0A以前のバージョンのあるシステムへの日 本語Compaq Advanced Server for OpenVMSの インストール............................. 2-19 2.3 次のステップ................................ 2-19 3 Advanced Serverの構成 3.1 Advanced Serverの構成プロシージャについて... 3-1 3.1.1 構成プロシージャの動作.................. 3-2 3.2 LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジストリへの 移行......................................... 3-3 3.3 Advanced Server構成プロシージャを起動する前 に........................................... 3-5 3.3.1 どのOpenVMSディスク・デバイスにAdvanced Serverデータ・ファイルを格納するか?...... 3-5 3.3.2 今すぐシステム構成パラメータを変更する か?...................................... 3-6 3.3.2.1 バックアップ・ドメイン・コントローラま たはメンバ・サーバ用のトランスポートの 構成................................... 3-6 3.3.3 サーバ構成設定のいずれかを変更するか?... 3-9 3.3.4 Administratorアカウントのパスワードは何 にするか?................................ 3-14 3.3.5 アカウント/パスワード情報を提供するか?.. 3-15 3.3.6 ドメイン管理者のパスワードは?........... 3-15 3.3.7 新しい管理者アカウントのパスワードを入力 するか?.................................. 3-16 3.3.8 サーバを起動するかどうか?............... 3-16 3.4 Advanced Server構成プロシージャの起動方法... 3-16 3.5 Advanced Server構成プロンプトへの応答方法... 3-17 3.6 サーバ構成設定の変更方法.................... 3-22 3.7 Advanced Serverのドメインの役割の構成....... 3-25 v 3.7.1 Advanced Serverのメンバ・サーバとしての 構成..................................... 3-29 3.7.1.1 新しい日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSのメンバ・サーバとしての構成.... 3-30 3.7.1.2 既存の日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSのBDCのメンバ・サーバとしての構 成..................................... 3-33 3.8 サーバの言語の構成.......................... 3-34 3.8.1 サーバの言語に関する考慮事項............ 3-34 3.8.2 サーバの言語の構成例.................... 3-35 3.9 Windows NTプリンタ管理の構成................ 3-37 3.9.1 Windows NTプリンタ管理に関する考慮事項.. 3-38 3.9.2 Windows NTプリンタ管理の構成例.......... 3-39 3.10 構成プロシージャの問題のトラブルシューティン グ........................................... 3-40 3.10.1 Registry Serverのスタートアップ時の問題. 3-40 3.10.2 クライアントをサポートするための十分なリ ソースが存在することの確認............... 3-42 3.10.3 Advanced Serverの再構成中に問題が発生し た場合................................... 3-42 3.11 Advanced Serverのネットワーク・アダプタ..... 3-43 3.11.1 ネットワーク・アダプタの手動による定義.. 3-43 3.11.2 ネットワーク・アダプタが見つからない場合 の対処方法............................... 3-45 3.12 次のステップ................................ 3-46 4 スタンドアロンLicense Serverの構成と起動 4.1 License Serverについて...................... 4-1 4.2 スタンドアロンLicense Serverを構成する前に.. 4-2 4.3 スタンドアロンLicense Serverの構成.......... 4-3 4.4 トランスポートの構成........................ 4-4 4.5 License Serverの構成プロンプトへの応答方法.. 4-4 4.6 スタンドアロンLicense Serverの起動方法...... 4-7 4.6.1 License Serverを手動で起動する方法...... 4-7 4.6.2 License Serverを自動的に起動する方法.... 4-7 4.6.3 OpenVMS ClusterにおけるLicense Serverの 起動方法................................. 4-8 vi 5 Advanced Serverのインストール後の処理 5.1 インストレーション後のタスクを開始する前に.. 5-1 5.2 Advanced Serverインストレーションの検証..... 5-2 5.3 Advanced Serverの起動....................... 5-2 5.3.1 Advanced Serverを起動するとき........... 5-3 5.3.2 スタートアップ・プロシージャの動作...... 5-3 5.4 Advanced Serverの起動方法................... 5-4 5.4.1 Advanced Serverを手動で起動する方法..... 5-4 5.4.2 Advanced Serverを自動的に起動する方法... 5-4 5.4.3 OpenVMS ClusterでAdvanced Serverを起動す る方法................................... 5-5 5.4.4 スタートアップのトラブルシューティング.. 5-6 5.4.4.1 SYLOGIN.COMに独立プロセスに適さないコ マンドが入っている..................... 5-6 5.4.4.2 OpenVMSレジストリ・サービスが利用でき ない................................... 5-7 5.4.5 OpenVMSレジストリに保存される初期の Advanced Serverパラメータ値の決定........ 5-7 5.5 Advanced Serverの停止....................... 5-8 5.6 特殊なAdvanced Server管理コマンド........... 5-8 5.7 外部認証のセットアップ...................... 5-9 5.7.1 OpenVMS Clusterにおける外部認証のセット アップ................................... 5-11 5.7.2 DECnet-Plusを経由した外部認証の必要条件. 5-14 5.7.2.1 外部認証のためのサーバの能力の構成.... 5-14 5.7.3 外部認証されたクライアント接続の構成.... 5-14 5.7.4 ネットワークのダウン時の外部認証のバイパ ス....................................... 5-15 5.8 日本語ファイル名のODS-2からODS-5への変換.... 5-15 5.8.1 ファイル名変換ユーティリティの使用...... 5-16 5.8.2 コード化されたファイル名の変換の例...... 5-18 5.8.3 全部のファイル名を変換する場合の例...... 5-19 5.9 オプションのサーバ管理ツールのインストール.. 5-20 vii 6 ワイド・エリア・ネットワークの実装 6.1 ワイド・エリア・ネットワーク・サポートの有効 化........................................... 6-1 6.2 ワイド・エリア・ネットワークにおけるLMHOSTS ファイルの使用............................... 6-2 6.2.1 TCP/IPワイド・エリア・ネットワークのセッ トアップ................................. 6-3 6.2.2 LMHOSTSディレクトリ..................... 6-4 6.2.3 LMHOSTSファイル構文..................... 6-4 6.2.4 LMHOSTSファイルの管理................... 6-8 6.2.5 LMHOSTSログ・ファイルの使用............. 6-9 6.3 ワイド・エリア・ネットワークにおけるWINSの使 用........................................... 6-9 6.3.1 OpenVMSクラスタのためのWINSのセットアッ プ....................................... 6-10 6.4 ワイド・エリア・ネットワークにおけるDNSの使 用........................................... 6-10 7 Advanced Serverソフトウェアの削除 7.1 Advanced Serverのアンインストレーション..... 7-2 7.2 Advanced Server構成パラメータの削除......... 7-3 7.3 Advanced Serverソフトウェアの削除........... 7-4 7.3.1 OpenVMSレジストリ内のサーバ構成パラメー タ....................................... 7-6 7.4 Advanced Server削除プロシージャの例......... 7-6 A インストレーションおよびアップグレードのチェックリス ト B Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 B.1 Advanced Serverのインストレーション・プロシ ージャの例................................... B-1 B.2 Advanced Server構成プロシージャの例......... B-4 viii C スタンドアロンLicense Serverのインストレーションと構 成の例 C.1 スタンドアロンLicense Serverのインストレーシ ョン・プロシージャの例....................... C-1 C.2 スタンドアロンLicense Serverの構成ダイアログ の例......................................... C-3 D 外部認証ソフトウェアのインストレーションの例 E Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E.1 Advanced Serverファイル..................... E-1 E.2 Advanced Serverオンディスク構造............. E-26 F Advanced Server論理名 索引 例 2-1 サンプルのインストレーション・プロシージ ャ-パート1............................... 2-7 2-2 サンプルのインストレーション・プロシージ ャ-パート2............................... 2-10 2-3 サンプルのインストレーション・プロシージ ャ-パート3............................... 2-10 2-4 サンプルのインストレーション・プロシージ ャ-パート4............................... 2-13 2-5 サンプルのインストレーション・プロシージ ャ-パート5............................... 2-14 2-6 サンプルのインストレーション・プロシージ ャ-パート6............................... 2-15 2-7 サンプルのインストレーション・プロシージ ャ-パート7............................... 2-15 ix 図 E-1 オンディスク構造図....................... E-26 表 1-1 インストレーション前のチェックリスト..... 1-12 3-1 Advanced Server構成プロンプト............ 3-17 3-2 構成設定................................. 3-23 3-3 各ドメインのタイプにおけるサーバの役割... 3-26 3-4 サーバの役割を変更する方法............... 3-28 3-5 OpenVMSネットワーク・アダプタの論理名.... 3-44 3-6 未定義のアダプタ・メッセージ............. 3-46 4-1 License Serverの構成プロンプト........... 4-5 5-1 PWCONVERTの修飾子........................ 5-18 7-1 PRODUCT REMOVEプロンプト................. 7-5 A-1 インストレーションおよびアップグレードの チェックリスト........................... A-2 E-1 Advanced Server用にインストールされるファ イル..................................... E-1 F-1 Advanced Server論理名.................... F-1 x ________________________________________________________________ まえがき 本書は,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェ ア("Advanced Server"ともいいます)のインストールおよび構成 の方法を説明します。インストレーション・プロシージャによ り,次のものをインストールすることができます。 o Advanced Serverの全機能 o ローカル・エリア・ネットワークの中の異なるシステム上 で実行できるスタンドアロンLicense Serverのみ o Advanced Serverを実行していないOpenVMS Clusterメン バ・ノードで,外部認証を行うために使用できるスタンド アロン外部認証ソフトウェアのみ o スタンドアロンLicense Serverとスタンドアロン外部認証 ソフトウェアのみ 対象読者 本書は,OpenVMSシステム管理者およびネットワーク管理者を対 象としており,Compaq OpenVMSオペレーティング・システムの次 の点について熟知していることを前提とします。 o DIGITALコマンド言語(DCL) o EDTまたはEVEのようなテキスト・エディタ o POLYCENTERソフトウェア・インストレーション・ユーティ リティ 本書はまた,基本的なAdvanced Serverの概念を熟知しているこ とを前提としています。 xi 本書の構成 次の表に,本書の内容を示します。 __________________________________________________________ 章__________説明__________________________________________ 第1章 インストレーション・プロシージャの前提条件を説 明する。 第2章 インストレーション・プロシージャを説明する。 第3章 Advanced Serverの構成プロシージャを説明する。 第4章 スタンドアロンLicense Serverの構成プロシージャ を説明する。 第5章 インストレーション後のタスク(インストレーシ ョン検証プロシージャの実行やインストレーショ ン/構成プロシージャから独立のサーバの起動など) を説明する。 第6章 ワイド・エリア・ネットワークの設定方法を説明す る。 第7章 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフト ウェアをシステムから削除する方法を説明する。 付録 A インストール/構成タスクを要約する。付録 Aを複 写し,本書を読みながらチェックリストとして使用 することができる。 付録 B Advanced Serverのインストレーション/構成プロシ ージャの例を示す。 付録 C スタンドアロンLicense Serverのインストレーショ ン/構成プロシージャの例を示す。 付録 D 外部認証ソフトウェアのみのインストレーション・ プロシージャのサンプルを示す。 xii __________________________________________________________ 章__________説明__________________________________________ 付録 E 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフト ウェアとともにインストールされるファイルを説明 する。 付録 F Advanced Server用に作成される論理名を説明す ____________る。__________________________________________ xiii 参考文献 次のマニュアルは,本書で説明するトピックについて詳細に説明 します。 __________________________________________________________ ドキュメント__________説明________________________________ 『Compaq Advanced システム管理者およびオペレータに対 Server for OpenVMS し,Advanced Serverソフトウェアの概 Compaq Advanced 要と紹介,および関連のネットワーキン Server for OpenVMS グの概念を説明する。 Concepts and Planning Guide』 『Compaq Advanced Advanced Serverソフトウェアの管理と Server for カスタマイズの方法を説明する。 OpenVMS Server Administrator's Guide』 『Compaq Advanced すべてのADMINISTERコマンドおよびNET Server for OpenVMS コマンドと同値のコマンドについてのコ Commands Reference マンド構文を説明する。 Manual』 『Compaq Advanced License Serverソフトウェアおよび Server for OpenVMS Advanced Serverライセンスの管理方法 Compaq Advanced を説明する。 Server for OpenVMS Guide to Managing Advanced Server Licenses』________________________________________________ 次の表に,関連のOpenVMSドキュメントを示します。 xiv __________________________________________________________ OpenVMSドキュメント________説明___________________________ 『OpenVMS V7.2-1 New OpenVMS Alphaシステム・ソフトウ Features Manual and ェアの新機能および関連する注意 Release Notes Manual』 事項について記述する。 『OpenVMS Alpha OpenVMSシステム・ソフトウェアの Version 7.2 Upgrade and インストール方法を説明する。 Installation Manual』 『OpenVMSシステム管理者マ OpenVMSシステムの管理について ニュアル』 のタスク指向のガイドである(2分 冊)。必要なシステム・サービスの 設定方法を説明する。 『OpenVMSシステム管理ユ OpenVMSシステムの管理に使用する ーティリティ・リファレン ユーティリティとツールについて ス・マニュアル』 のリファレンス・ガイドである(2 分冊)。 『OpenVMS License ライセンスのProduct Authorization Management Utility Key (PAK)のロードと管理の方法を Manual』 説明する。 『OpenVMS Extended File ODS-5ファイル・システムの設定 Specificationsの手引き』 と有効化の方法など,OpenVMSの Extended File Specificationsを 説明する。 『OpenVMS Guide to System 外部認証の有効化のプロシージャ Security』 など,OpenVMSのセキュリティ機能 を説明する。 『OpenVMS Connectivity COM for OpenVMS,OpenVMSレジス Developer's Guide』 トリ,およびOpenVMSイベントに関 する情報が記載されている。 『Compaq C Run-Time 国際化ソフトウェア・アプリケー Library Utilities ションのローカライズおよびタイ Reference Manual』 ム・ゾーン・データの管理に役立 つユーティリティについて説明す ___________________________る。___________________________ xv OpenVMS製品およびサービスに関する詳細な情報については,次 のOpenVMSのワールド・ワイド・ウェッブのアドレスにアクセス してください。 http://www.openvms.compaq.com/ xvi 表記法 Advanced Serverドキュメント・セットでは,次の表記法を使用 します。 __________________________________________________________ 表記法________意味________________________________________ Advanced Advanced Serverとは,日本語Compaq Advanced Server Server for OpenVMSファイル・サーバを指しま す。 Italic 入力すべき情報やパラメータのためのプレースホ ルダを示します。たとえば,プロシージャがfile nameを入力するよう求める場合は,実際のファイ ル名を入力します。 イタリック体はまた,新出用語や参照される他の ドキュメントのタイトルも示します。 monospace 入力する実際のコマンドや文字,およびシステム 表示を示します。 注意: 特に重要な情報を示します。 注: ソフトウェアまたはハードウェアの損傷防止のた めの情報を示します。 警告: 人体の安全にとって重要な情報を示します。 . . . コマンド行の中でエントリに続く水平の反復記号 は,そのエントリまたは類似のエントリを何度で も繰り返せることを示します。ファイル名に続く 反復記号は,追加のパラメータ,値,または情報 を入力できることを示します。 . 例の中の垂直の反復記号は,すべてのデータが記 . 載されているわけではないことを示します。 . Ctrl/x Ctrlキーを押した状態で,別のキーまたはポイン ティング・デバイスのボタンを押します。 xvii __________________________________________________________ 表記法________意味________________________________________ Returnまたは ReturnまたはEnterキーを押さなければならない Enter 箇所を示します。このキーには,キーボードによ り,ReturnまたはEnterというラベルが付いてい ます。 例の中では,四角で囲まれたキー名は,ユーザが キーボードのキーを押すことを示します(本文中 では,キー名は四角で囲まれていません)。 本書のHTML版では,四角ではなくカッコで示され ます。 PF1 x PF1 xのようなシーケンスは,まず,PF1というラ ベルの付いたキーを押して放し,次に別のキーま たはポインティグ・デバイス・ボタンを押して放 ______________すことを示します。__________________________ xviii 1 ________________________________________________________________ Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に この章では,必要なハードウェアとソフトウェア,および日本語 Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストー ルする前に完了すべき手順を説明します。 この章は,次の節から構成されます。 o 第1.1節, Advanced Serverソフトウェア・キットについて o 第1.2節, DECprintソフトウェアのインストレーション o 第1.3節,ライセンスについて o 第1.4節,外部認証について o 第1.5節,リリース・ノートについて o 第1.6節,インストレーション・チェックリストの使用 o 第1.7節, Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをイ ンストールするための必要条件 o 第1.8節,インストレーション前の手順 o 第1.9節,次のステップ ___________________________________________________________ 1.1 Advanced Serverソフトウェア・キットについて 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSキットでは,次のサ ーバ・ソフトウェアを実行するのに必要なオプションが選べま す。 o License Serverおよび外部認証ソフトウェアを含む,完全 なAdvanced Serverソフトウェア o Advanced ServerスタンドアロンLicense Server o スタンドアロン外部認証ソフトウェア Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-1 o スタンドアロンLicense Serverおよびスタンドアロン外部 認証ソフトウェア 1.1.1 VAXシステムについて 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS製品は,OpenVMS Alphaシステム上でのみサポートされます。日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをOpenVMS VAXシ ステムにインストールすることはできません。VAXシステム上で は,現在のPATHWORKSサーバ・ソフトウェアを引き続き使用し なければなりません。まだPATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server) V6.0C以降にアップグレードしていない場合は,アップ グレードしてください。 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSをAlphaメンバ上で 実行している混合アーキテクチャのOpenVMS Clusterでは,VAXメ ンバはまだ外部認証を使用することができます。詳細について は,「第5.7.1項, OpenVMS Clusterにおける外部認証のセットア ップ」を参照してください。 _______________________ 注意 _______________________ 同じクラスタ内で日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSまたはPATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server) の複数のバージョンを実行することはできません。 _____________________________________________________ 1.1.2 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSにアップグレード する場合 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアは,OpenVMS V7.2-1 以降のAlphaシステム上でのみインストールおよび稼動すること ができます。したがって,サーバ・ソフトウェアとともにオペレ ーティング・システムもアップグレードする必要がある場合があ ります。 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS V7.2以降がすでに インストールされている場合,インストレーションおよびアップ グレードでは,中間的なアップグレードを必要としません。 1-2 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に PATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server)が現在インス トールされている場合は,それがV6.0C以降であることを確認 してください。V6.0C以降でない場合には,PATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server)の現在のリリースにアップグレード してから処理を続行します。Advanced Server構成プロシージャ (PWRK$CONFIG.COM)は,第3章で説明するように,PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server)データ・ファイルを日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSと互換性のあるフォーマットに自 動的に変換します。 現在PATHWORKS V5 for OpenVMS (LAN Manager)がインストールさ れている場合には,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS に直接アップグレードする方法はありません。既存のユーザ, グループ,共有,およびセキュリティ・オブジェクトを保持し たい場合は,まず,PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server) V6.0C以降にアップグレードする必要があります。詳細につ いては,『Compaq PATHWORKS for OpenVMS Server Migration Guide』を参照してください。 OpenVMS Alpha V6.2システム上でPATHWORKS V5 for OpenVMS (LAN Manager)ファイル・サーバを実行するシステムについて は,できるだけ次の移行パスに従ってください。 1. V5ファイル・サーバをPATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server) V6.0C以降にアップグレードします。 2. オペレーティング・システムをOpenVMS V7.2-1以降にアッ プグレードします。 3. V6ファイル・サーバをAdvanced Server V7.3 for OpenVMS にアップグレードします。 PATHWORKS for OpenVMSおよび日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSの各バージョンがサポートするOpenVMSのバージョン については,適切な『ソフトウェア仕様書(SPD)』を参照してく ださい。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-3 1.1.2.1 LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジストリへの移行 旧バージョンのサーバ・ソフトウェア(たとえば,PATHWORKS for OpenVMS)では,サーバ・パラメータを格納するのにLANMAN.INIフ ァイルが使用されています。日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSは,これらのパラメータをWindows NTレジストリに似た OpenVMSレジストリに格納します。 システムをPATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server)か らAdvanced Server V7.3 for OpenVMSにアップグレードする 場合,既存のLANMAN.INIファイルにあるパラメータと設定は, PWRK$CONFIG.COM構成プロシージャを最初に実行したときにレジ ストリ・パラメータに移行されます。詳細については,「第3.2 節, LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジストリへの移行」を参 照してください。 1.1.2.2 OpenVMS Clusterのアップグレード 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSは,OpenVMS Alpha バージョン7.2-1以降を実行するどのOpenVMS Clusterメンバ 上にもインストールすることができます。ただし,PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server)または日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSが現在いずれかのクラスタ・メンバで実行中 の場合には,インストレーションを行う前に停止する必要があ ります。日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSを実行す るクラスタ・メンバが共通のシステム・ディスクを共有する場 合は,そのシステム・ディスクを共有する任意のクラスタ・メ ンバでインストレーションを実行することができます。日本語 Compaq Advanced Server for OpenVMSを実行するクラスタ・メン バが別々のシステム・ディスクを使用する場合には,各システム に日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSをインストールし ます。 OpenVMS Clusterに他のシステム・ディスクが含まれている場合 (たとえば,クラスタ内でVAXシステムや,OpenVMS Alphaの以前 のバージョンを実行するシステムをサポートするため),これ らのディスクにはPATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server) の古いバージョンがインストールされていることがあります。 その場合には,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSを OpenVMS Alpha V7.2-1以降のシステムで実行中に,誤って古い バージョンが起動されないように削除しておきます。PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server)製品を削除するには,PATHWORKS を削除する予定のシステム・ディスクを使用するクラスタ・メ ンバからコマンド・プロシージャSYS$UPDATE:PWRK$DEINSTALを 1-4 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 実行します。PWRK$DEINSTAL.COMの使用方法についての詳細は, 『Compaq PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server) Server Installation and Configuration Guide』を参照してください。 ただし,外部認証を使用している場合には,クラスタ内のすべて のノードに外部認証ソフトウェアをセットアップするよう推奨し ます。Compaq OpenVMSファイル・サーバを実行していないノード で外部認証サポートをセットアップする方法については,「第 5.7節,外部認証のセットアップ」を参照してください。 ___________________________________________________________ 1.2 DECprintソフトウェアのインストレーション DECprint Supervisor for OpenVMS (DCPS)は,PostScriptプリ ンタ用のキュー管理と印刷機能を提供する印刷システムです。 PostScriptプリンタを共有するには,DECnetまたはTCP/IPを経由 してプリンタと通信を行うために,選択したPostScriptプリンタ はDECprint Supervisor for OpenVMS (DCPS)ソフトウェアの使用 を必要とすることがあります。 DECprint Supervisor for OpenVMSを使用しようとする場合,で きるだけAdvanced Serverをインストールする前にそれをインス トールしてください。DECprintソフトウェアをインストールした 後,システムを再起動しなければなりません。起動は,DECprint Supervisorのインストレーション・プロシージャの一部として行 うことも,Advanced Serverをインストールした後,それを構成 する前に行うこともできます。 ___________________________________________________________ 1.3 ライセンスについて 次の各項では,Advanced Serverのライセンシング・ソフトウェ アとライセンスの必要条件について説明します。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-5 1.3.1 ライセンスの必要条件 Advanced Serverは,ファイル・サービスおよびプリント・サー ビスにアクセスするクライアントが適切にライセンスされている ことを要します。この必要条件に準拠するには,次のいずれかに 該当しなければなりません。 o クライアントは,Advanced Serverに最初に接続する前に, クライアント・ベースのライセンスを取得しなければなら ない。 o Advanced Serverは,Advanced Serverのサービスを使用し ようとするクライアントがライセンスを持たない場合,そ れに割り当て可能なサーバ・ベースのライセンスを持って いなければならない。 いずれの場合も,Advanced Serverのサービスへのアクセスに必 要なライセンスは,PWLMXXXCA07.03というクライアント・アクセ ス・ライセンスです。 PATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server)または日本語 Compaq Advanced Server for OpenVMS V7.2からアップグレード する場合,クライアント・ライセンスのアップグレードについ ての詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Guide to Managing Advanced Server Licenses』を参照してください。 1.3.2 License Serverについて Advanced Server License Serverは,OpenVMSシステム上で実行 して,クライアントにライセンスを付与するオプションのソフト ウェア・プログラムです。 License Serverは,次のようにインストールできます。 o ファイル・サーバとともにインストールする(Advanced Serverのインストレーションに自動的に含まれます)。 o ファイル・サーバとは別にインストールする("スタンドア ロンLicense Server"といいます)。 1-6 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に いずれの場合も,License Serverが次のプロトコルのどれを使っ てクライアントをサポートするようにも構成することができま す。 o DECnet o LAN Manager (NetBEUI) o TCP/IP Advanced Serverのない指定されたOpenVMSシステム上にLicense Serverをインストールすることを推奨します。日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSキットにより,ファイル・サーバ とは別にスタンドアロンLicense Serverをインストールするこ とができます。また,この代わりに,Advanced Serverのある OpenVMS Cluster上でLicense Serverを実行すれば,クラスタ・ フェイルオーバにより信頼性が向上します(クラスタ・フェイル オーバにより,Advanced Serverファイル・サーバの信頼性も向 上します)。 LANはそれぞれ,アクティブなLicense Serverを1つだけ必要 とします。License Serverを実行するシステムにライセンスの Product Authorization Key (PAK)をロードする必要がありま す。OpenVMS Clusterでは,PAKを共有ライセンス・データベース にロードしなければなりません。 __________________________________________________________ 必要な情報_________参照するマニュアル_____________________ ライセンスのロー 『OpenVMS License Management Utility ド Manual』 License Serverの 「第4章,スタンドアロンLicense Serverの 構成 構成と起動」 ライセンスの管理 『Compaq Advanced Server for OpenVMS Guide to Managing Advanced Server ___________________Licenses』_____________________________ Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-7 ___________________________________________________________ 1.4 外部認証について 外部認証は,OpenVMSシステムのオプション機能で,これによ り,システム管理者はOpenVMSセキュリティ以外のセキュリテ ィ・メカニズムに基づくログイン認証に応じてユーザ・アカウン トを設定できるようになります。Advanced Serverは,Advanced ServerまたはWindows NT互換のユーザ認証メカニズムを使用し てOpenVMSユーザ・ログインを認証する能力を提供することによ り,この機能を利用します。これにより,ユーザはOpenVMSログ イン・プロンプトでAdvanced Serverのユーザ名とパスワードを 使用してログインすることができ,また,ユーザ・アカウントに 自動的にパスワードが同期化されます。COM for OpenVMS製品を 使用している場合,外部認証が必要な場合があります。 完全なAdvanced Serverのインストール時に,外部認証をサポー トするために必要なファイルが自動的にインストレーション・プ ロセスに含まれます。 Advanced ServerをOpenVMS Clusterにインストールするとき,サ ーバを実行しておらず,同じシステム・ディスクを共有している OpenVMS Clusterメンバ・ノードで外部認証を有効にしようとす る場合,(Advanced Serverソフトウェアをインストールしない で)そのディスクにスタンドアロン外部認証ソフトウェアをイン ストールすることができます。VAXメンバ・ノードでは,外部認 証ファイルを,Advanced ServerがインストールされているAlpha システムからVAXノードにコピーする必要があります。外部認証 を有効にする方法についての詳細は,「第5.7節,外部認証のセッ トアップ」を参照してください。 ___________________________________________________________ 1.5 リリース・ノートについて 『Advanced Server V7.3 for OpenVMS Release Notes』には,製 品をインストールする前に知っておく必要のある重要な情報が含 まれています。インストレーションを開始する前に,リリース・ ノートを確認するようにしてください。 1-8 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1.5.1 インストレーション前にリリース・ノートにアクセスする方法 インストレーションの前にリリース・ノートを印刷する場合は, 次の手順を行ってリリース・ノートをテキスト・ファイルに取り 出します。 o ドライブにインストレーション・キットをロードします。 o 次のPOLYCENTER Software Installationユーティリティ・ コマンドを入力します。file_name.txtは,ユーザが指定 するテキスト・ファイルの名前であり,directory-pathに は,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSキットの あるソース・ドライブのディレクトリ名を指定します。た とえば/SOURCE=DAD$100:[ASOVMS073]のように指定します。 $ PRODUCT EXTRACT RELEASE_NOTES ADVANCEDSERVER/FILE=file_name.txt- _$ /SOURCE=directory-path ファイル名を指定しない場合,リリース・ノートは,現在 のディレクトリのDEFAULT.PCSI$RELEASE_NOTESというファ イルに書き込まれます。ソース修飾子を指定しなければ, POLYCENTER Software Installationユーティリティは,論 理名PCSI$SOURCEで定義される位置を検索します。論理名が 定義されていなければ,ユーティリティは現在の省略時の ディレクトリを検索します。 1.5.2 インストレーション後にリリース・ノートにアクセスする方法 インストレーションの完了後にリリース・ノートを参照したい場 合は,SYS$HELP:ASOVMS073.RELEASE_NOTESからオンラインで読む ことも,ファイルを印刷することもできます。 ___________________________________________________________ 1.6 インストレーション・チェックリストの使用 「付録 A,インストレーションおよびアップグレードのチェック リスト」には,インストレーション/構成チェックリストが用意 されています。このチェックリストを複写し,本書で説明するイ ンストレーションと構成手順の完了を追跡するために使用するこ とができます。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-9 ___________________________________________________________ 1.7 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする ための必要条件 以降の各項では,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソ フトウェアのインストール時に必要なハードウェアおよびソフト ウェアについて説明します。 1.7.1 ハードウェアの必要条件 OpenVMSオペレーティング・システムV7.2-1でサポートされる すべてのAlphaプロセッサは,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSでもサポートされます。サーバがサポートするハー ドウェアの一覧についての最新情報は,『ソフトウェア仕様書 (SPD)』を参照してください。 1.7.2 ソフトウェアの必要条件 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアを正常 にインストールするには,システムに次のソフトウェアを正しく インストールし,構成しなければなりません。 o OpenVMS Alpha V7.2-1以降 Advanced ServerはOpenVMS Alpha V7.2-1以降のシステム上 でのみ稼動し,OpenVMSレジストリ・サービスを必要とし ます。OpenVMSレジストリについての詳細は,『OpenVMSシ ステム管理者マニュアル』または『OpenVMS Connectivity Developer's Guide』(OpenVMS Documentation CD-ROMに含 まれています)を参照してください。 o 他のサーバおよびネットワーク・クライアントが使用する ネットワーク・プロトコルをサポートするための適切なト ランスポート・ソフトウェア。次のうちの1つ以上が含まれ ます。 - DECnetまたはDECnet-Plus (オプション) DECnetまたはDECnet-Plusは,OpenVMSオペレーティン グ・システムのインストール時にオプションとしてイ ンストールすることができます。 - TCP/IP (オプション) 1-10 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に TCP/IP Services for OpenVMSまたはサポートされる サードパーティのTCP/IP製品を使用してIPをサポー トすることができます。サポートされるTCP/IP製品の 一覧については,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSの『ソフトウェア仕様書(SPD)』を参照してく ださい。 1.7.3 サポートされるクライアント・ソフトウェア 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSは,次のタイプのク ライアントからの接続をサポートします。 o Windows NT V4.0 o Windows 2000 o Windows 2000 Professional o Windows 98 o Windows 95 1.7.4 メモリの必要条件 OpenVMS Alphaシステム上でAdvanced Serverを実行するために は、最低限64 MBの物理メモリが必要です。 ___________________________________________________________ 1.8 インストレーション前の手順 表 1-1にあるチェックリストを使用して,この節で説明するイン ストレーション前の手順を完了します。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-11 表 1-1 インストレーション前のチェックリスト __________________________________________________________ < >1. パーツ一覧を確認します。 < >2. ネットワーク・ハードウェアがインストールされ,接 続されていることを確認します。 < >3. SYSTEMアカウント(またはインストレーション・プロ シージャを実行するためにすべての特権が有効になっ た別のアカウント)にログインします。 < >4. 必要なソフトウェアがインストールされていることを 確認します。 < >5. OpenVMSレジストリ・サーバを起動します。 < >6. リリース・ノートを確認します。 < >7. システム・パラメータを確認します。 < >8. システム・ディスクをバックアップします。 < >9. インストレーションのために十分なディスク容量があ ることを確認します。 < >10. キュー・マネージャを確認します。 < >11. タイム・ゾーンの構成を確認します。 < >12. DECnetトランスポートを使用しようとする場合は, DECnetまたはDECnet-Plusが稼動していることを確認 します。 < >13. TCP/IPトランスポートを使用しようとする場合は, TCP/IPが稼動していることを確認します。 < >14. 既存のCompaq OpenVMSサーバ・イメージとファイルが あるかどうかを確認します。 < >15. クラスタ上にAdvanced Serverをインストールする場 __________合は,OpenVMS_Cluster構成を確認します。_________ 1-12 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをイン ストールする前に,次の手順を行います。 _______________________ 注意 _______________________ 最後の手順を除き,すべての手順はスタンドアロンおよび クラスタAdvanced Serverの両方に適用されます。最後の 手順は,Advanced Serverをクラスタにインストールする ために行う必要のある作業を示しています。 _____________________________________________________ 1.8.1 ステップ1:パーツ一覧の確認 ソフトウェアのパーツ一覧は,入手したキットの内容の明細で す。キットの内容をこの情報に照らして確認します。パーツが不 足していたり,破損している場合は,弊社の担当者にご連絡くだ さい。 1.8.2 ステップ2:ネットワーク・ハードウェアの確認 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSは,ソフトウェア の必要条件を満足するOpenVMS Alphaシステム上で稼動します。 PCローカル・エリア・ネットワーク(LAN)には次のものが必要で す。 o サーバおよび各クライアントごとに装備されたサポートさ れるネットワーク・コントローラ o 各クライアントおよびサーバをネットワークに接続するケ ーブル 1.8.3 ステップ3: SYSTEMアカウントへのログイン 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをイン ストールする前に,SYSTEMアカウント,またはインストレーショ ン・プロシージャを実行するために十分な特権を持つ別のアカウ ントにログインします。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-13 SYSTEMアカウントにログインするには,次の手順を行います。 1. Username:プロンプトでSYSTEMと入力します。 Username: SYSTEM 2. Password:プロンプトでSYSTEMアカウントへのパスワードを 入力します。入力したパスワードは表示されません。 1.8.4 ステップ4:必要なソフトウェアの確認 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアには, 次のものが必要です。 o OpenVMS Alphaオペレーティング・システム(バージョン 7.2-1以上)。 o DECnet経由でDECnetトランスポート,メール・サーバ,ま たはLicense Serverを使用する場合は,DECnetネットワー ク・トランスポート。 o クラスタまたはネットワーク通信にTCP/IPトランスポート を使用しようとする場合は,TCP/IPトランスポート。TCP /IPトランスポートを使用する場合は,『Advanced Server V7.3 for OpenVMS Release Notes』に説明するように, TCP/IPトランスポート製品をインストール/構成しなければ なりません。 1.8.5 ステップ5: OpenVMS Registry Serverの起動 OpenVMSレジストリは,OpenVMSのインストレーションの一部とし てインストールされます。レジストリ・サービスを提供するに は,次の手順を行います。 1. Registry Serverのファイルが格納されるディスク位置をポ イントするSYS$REGISTRY論理名を定義します。 たとえば,レジストリ・ファイルをディレクトリ[SYS$REGISTRY]の デバイスDKA100:に格納するには,次のコマンドを入力しま す。 $ DEFINE/SYSTEM SYS$REGISTRY DKA100:[SYS$REGISTRY] 1-14 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に OpenVMS Clusterでは,必ずすべてのクラスタ・メンバが利 用可能なディスクおよびディレクトリを指定します。 2. Registry Serverを起動します。 できるだけシステムのスタートアップとともにRegistry Serverを自動的に起動するようにします。これにより,レ ジストリを必要とするあらゆるAdvanced Serverユーティリ ティ(PWRK$REGUTLや構成マネージャなど)が正しく動作する ことが保証されます。Registry Serverをシステムの起動 時に自動的に起動するようにするには,OpenVMS Registry Configurationユーティリティ(SYS$MANAGER:REG$CONFIG) を実行し,REG$TO_BE_STARTED論理名を必ずTRUEに設定 しておきます。OpenVMS Registry Serverの起動について の詳細は,『OpenVMSシステム管理者マニュアル』または 『OpenVMS Connectivity Developer's Guide』(OpenVMS Documentation CD-ROMに含まれています)を参照してくださ い。 Registry Serverを手動で起動しなければならない場合は, 次のコマンドを入力します。 $ @SYS$STARTUP:REG$STARTUP.COM OpenVMSレジストリの管理についての詳細は,『OpenVMSシステム 管理者マニュアル』または『OpenVMS Connectivity Developer's Guide』(OpenVMS Documentation CD-ROMに含まれています)を参 照してください。 1.8.6 ステップ6:リリース・ノートの印刷と確認 リリース・ノートをまだ読んでいない場合,ソフトウェアをイン ストールする前に読む必要があります。「第1.8.8項,ステップ8: システムのバックアップ」で推奨しているように,システムをバ ックアップする場合には,バックアップ中にリリース・ノートを 読むことができます。詳細については,「第1.5節,リリース・ノ ートについて」を参照してください。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-15 1.8.7 ステップ7:システム・パラメータの確認 ほとんどシステムには,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアを格納するために直ちに利用できる十分な システム・リソースがあります。ただし,次のOpenVMSのシステ ム・パラメータが適切に設定されていることを確認してくださ い。必要な変更をMODPARAMS.DATファイルに加えたのち,AUTOGEN を実行して,システムをリブートします。このリブートは,シス テム・ディスクのバックアップに必要な最初にリブートまで遅ら せることができます(バックアップは「第1.8.8項,ステップ8:シ ステムのバックアップ」で推奨しています)。 システムで稼動する他のすべてのソフトウェアが本当に稼動し ていることを確認します。PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server)または日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSがす でに稼動している場合,システムには日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSの新しいバージョンをサポートするために十 分なリソースがあると考えられます。 _______________________ 注意 _______________________ これらのパラメータが正しく設定されていなければ,イン ストレーション・プロシージャを完了した後で,サーバを 構成することができません。 _____________________________________________________ 1.8.7.1 GBLPAGESパラメータ 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSでは,GBLPAGESパラ メータの値は,少なくとも7500ページ必要です。 システムに十分な未使用グローバル・ページがあることを確認す るには,Advanced Serverが実行されていない間に次の手順を行 います。 1. 次のコマンドを入力します。 $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLPAGES") FREE_GBLPAGESパラメータの値が表示されます。次に例を示 します。 143576 1-16 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 2. 値が必要な値を下回る場合は,システム・パラメータ・フ ァイルSYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを編集して,次のような 行を追加します。 ADD_GBLPAGES = 7500 1.8.7.2 GBLSECTIONSパラメータ 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSでは,GBLSECTIONS パラメータは少なくとも75必要です。 スタンドアロンLicense Serverのみをインストールする場合,最 低値は50です。 システムに十分な未使用グローバル・セクションがあることを確 認するには,Advanced Serverが実行されていない間に次の手順 を行います。 1. 次のコマンドを入力します。 $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLSECTS") GBLSECTIONSパラメータの値が表示されます。次に例を示し ます。 249 2. 値が必要な値を下回る場合は,システム・パラメータ・フ ァイルSYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを編集して,次のような 行を追加します。 ADD_GBLSECTIONS = 75 1.8.7.3 PROCSECTCNTパラメータ Advanced Serverをインストールする場合,PROCSECTCNTパラメー タの最低値は40です。 スタンドアロンLicense Serverのみをインストールする場合,最 低値は32です。 システム・パラメータPROCSECTCNTの値が十分であることを確認 するには,次の手順を行います。 1. 次のコマンドを入力します。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-17 $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("PROCSECTCNT") PROCSECTCNTパラメータの値が表示されます。次に例を示し ます。 20 2. 値が必要な値を下回る場合は,システム・パラメータ・フ ァイルSYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを編集して,次のような 行を追加します。 MIN_PROCSECTCNT = 40 1.8.7.4 SCSNODEパラメータ SCSNODEパラメータは,システムのコンピュータ名に定義しま す。DECnetを実行している場合,SCSNODE名は,DECnetノード名 と同じでなければなりません。 次に示すように,SCSNODEパラメータのインストール前の状態 は,インストレーション後の動作に影響します。 __________________________________________________________ SCSNODEの状 態____________新定義の有無__サーバの動作__________________ 未定義 定義せず 起動せず。 定義済み 定義せず 起動する。 未定義 定義する 起動するが,OpenVMSシステム は,プリント・キューおよびバッ チ・キューの名前に新しいコンピ ュータ名が含まれるように名前を 変更する。したがって,既存のプ リント・ジョブまたはバッチ・ジ ョブを新しいキューに再登録する 必要がある。キュー・データベー スの再構築が必要になることもあ る。これらのシステム管理作業に ついての詳細は,『OpenVMSシス ____________________________テム管理者マニュアル』を参照。 1-18 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に システム・パラメータSCSNODEがシステムのコンピュータ名に定 義されていることを確認するには,システム・プロンプトで次の コマンドを入力します。 $ SCSNODE = F$GETSYI("SCSNODE") $ SHOW SYMBOL SCSNODE この結果,次のいずれかの状態になります。 o SCSNODEが定義されている場合,コンピュータ名が表示され ます。たとえば,システムのコンピュータ名がSPEEDYの場 合,次のように表示されます。 $ SHOW SYMBOL SCSNODE SPEEDY o SCSNODEが定義されていない場合,コンピュータ名は表示さ れません。 SCSNODEが定義されていない場合,SYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを 編集して,このパラメータを定義します。たとえば,コンピュー タ名がSPEEDYの場合,次の行が含まれるようにファイルを編集し ます。 SCSNODE = "SPEEDY" ファイルSYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを編集する場合,OpenVMSの コマンド・プロシージャであるAUTOGENを実行し,すぐに,また はサーバを構成する前にシステムを再起動します。次に例を示し ます。 $ @SYS$UPDATE:AUTOGEN GETDATA REBOOT NOFEEDBACK AUTOGENユーティリティの使用についての詳細は,『OpenVMSシス テム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』を参照し てください。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-19 1.8.8 ステップ8:システムのバックアップ 貴重なデータの損失を防ぐため,レイヤード・プロダクトをイン ストールする前に,できるだけシステム上のすべてのディスク (または最低限システム・ディスク)をバックアップしてくださ い。 システム・バックアップを行うには,OpenVMS BACKUPコマンドを 使用します。BACKUPコマンドについての詳細は,『OpenVMSシス テム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』を参照し てください。 1.8.9 ステップ9:ディスク容量の必要条件の確認 インストレーションに必要なディスク・ブロック数を決定するに は,『Advanced Server V7.3 for OpenVMS Release Notes』を参 照してください。システム・ディスク上の空きブロック数を確認 するには,次のコマンドを入力します。 $ SHOW DEVICE SYS$SYSDEVICE OpenVMSシステムが,空きブロック数など,システム・ディスク についての情報を表示します。次に例を示します。 Device Device Error Volume Free Trans Mnt Name Status Count Label Blocks Count Cnt DUA0: Mounted 0 AXP072 724856 280 1 1.8.10 ステップ10:キュー・マネージャの確認 インストレーション時にキュー・マネージャを実行する必要はあ りませんが,サーバを構成するときには実行しなければなりませ ん。SHOW QUEUE/MANAGERコマンドを入力して,キュー・マネージ ャが実行されているかどうかを確認することができます。 $ SHOW QUEUE/MANAGER 1-20 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に キュー・マネージャが実行されている場合,OpenVMSシステムは 次のように表示します。 Queue manager SYS$QUEUE_MANAGER, running, on SPEEDY:: キュー・マネージャが実行されていない場合,次のコマンドを使 用して起動することができます。 $ START/QUEUE/MANAGER OpenVMS DCLコマンドについての詳細は,『OpenVMS DCL Dictionary』を参照してください。 1.8.11 ステップ11: タイム・ゾーンおよびTDFの確認 Advanced Serverの内部の時間管理では,グリニッジ標準時(GMT) を使用します。異なるタイム・ゾーンにあるコンピュータ間で共 通の時間フォーマットの同期をとるためには,OpenVMSの協定世 界時(UTC)が使用されます。Advanced Serverシステムは,UTC標 準を使用する省略時の日付/時間サポートを実装しています。UTC は実用上GMTと同じです。UTC時間標準では,グリニッジ標準時の 真夜中に,0時になります。夏時間により戻ったり進んだりする ローカル時間と異なり,UTCは常に一定です。 ローカル時間は,GMTに対して最大12時間遅れているか,13時間 進んでいます。 UTCは,タイム・ゾーンに依存していないため,世界中でUTCを使 用できます。たとえば,2:00 UTCは,パリでも東京でも同じ瞬間 をさします。ローカルのタイム・ゾーンを取り扱うための複雑な 変換を行わなくても,パリと東京でUTC値を使ってタイム・スタ ンプを押されたデータを調べることができます。 ローカル・サーバ環境で時間を適切に表すには,次の手順に従い ます。 1. 各ローカル・タイム・ゾーンをUTCに関連付ける,システム の時差係数(TDF)を決定します。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-21 TDFは,ローカル・システム時間とUTC (協定世界時)との差 です。この差は,時間と分で表されます。TDFは,夏時間か ら標準時間へ変わったときなど,ローカル・システム時間 が変わるたびに変わります。一方,UTCは変わりません。 アメリカはUTCに対して負のオフセットを持ち,ヨーロッ パ,アフリカ,アジア,およびオーストラリアは正のオフ セットを持ちます。たとえば,ニューヨーク(東部標準時) のTDFは-5:00であり,東オーストラリアのTDFは+10:00で す。夏時間を採用している地域のTDFは,通常その地域の標 準時より+1:00になります。たとえば,夏時間の間のニュー ヨークのTDFは,-4:00です。システムのTDFを決定するに は,『OpenVMSシステム管理者マニュアル』に掲載されてい るマップを参照してください。 2. OpenVMSコマンド・プロシージャUTC$TIME_SETUP.COMを実行 して,システムでタイム・ゾーンと時差係数(TDF)を設定し ます(このコマンド・プロシージャは,Advanced Serverで 必要な時間に関連する論理名を定義します)。SYSTEMアカウ ントから,次のコマンドを入力して,プロシージャを起動 します。 $ @SYS$MANAGER:UTC$TIME_SETUP.COM プロシージャからどの時間パラメータを構成するかについ て問い合わせがあります。システムが夏時間を採用してい る地域にある場合は,夏時間の開始時と終了時には,シス テム時間およびTDFを適切に変更する必要があります。これ らの変更を年に2回自動的に行うようにするには,コマン ド・プロシージャSYS$EXAMPLES:DAYLIGHT_SAVINGS.COMを使 用できます。 タイム・ゾーンまたはTDF,あるいはその両方の設定の変更 を選択したとき,サーバがOpenVMS Clusterに加わっている 場合には,その変更はクラスタ単位で行われます。 タイム・ゾーン情報を変更した場合は,時刻を正確に表示 するために,サーバを再起動しなければなりません。 コマンド・プロシージャの実行およびタイム・ゾーンとTDFのリ セットについての詳細は,『OpenVMSシステム管理者マニュア ル』を参照してください。 1-22 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1.8.12 ステップ12: DECnetの状態の確認 DECnetトランスポートを使用しようとする場合,インストレーシ ョン時にDECnetまたはDECnet-Plusを実行する必要があります。 ただし,システムが構成できるようになるには,その前にDECnet またはDECnet-Plusをそのシステム上で実行しなければなりませ ん。 サーバ・ソフトウェアをインストールしようとするシステム上で DECnetが実行されているかを確認するには,以降の各項で説明す るように,DECnet (フェーズIV)かDECnet-Plusのいずれがインス トールされているかによって適切なコマンドを入力します。 1.8.12.1 DECnet (フェーズIV)の状態の確認 DECnetの状態を確認するには,次のコマンドを入力します。 $ MCR NCP SHOW EXECUTOR o DECnetが実行中の場合,SHOW EXECUTORにより次のように表 示されます。 Node Volatile Summary as of 1-SEP-2000 12:16:36 Executor node = 9.000 (BRUTUS) State = on Identification = DECnet for OpenVMS AXP V7.2 o DECnetが実行中でない場合は,次のコマンドを入力して起 動します。 $ @SYS$MANAGER:STARTNET 1.8.12.2 DECnet-Plusの状態の確認 DECnet-Plusの状態を確認するには,次のコマンドを入力しま す。 $ SHOW LOGICAL NET$STARTUP_STATUS o DECnet-Plusが実行中の場合,次のように表示されます。 "NET$STARTUP_STATUS" = "RUNNING-ALL" (LNM$SYSTEM_TABLE) Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-23 o DECnet-Plusが実行中でない場合は,次のコマンドを入力し て起動します。 $ @SYS$STARTUP:NET$STARTUP 詳細については,DECnet製品のドキュメントを参照してくださ い。 1.8.13 ステップ13: TCP/IPの状態の確認 TCP/IPトランスポートを使用しようとする場合は,TCP/IPが実行 され,PWIPドライバがロードされていることを確認します。プロ シージャは,どのTCP/IP製品を使用しているかによって異なりま す。詳細については,インストールされているTCP/IP製品のドキ ュメントを参照してください。 たとえば,日本語TCP/IP Services for OpenVMS V5.0がインスト ールされている場合,次のコマンドを入力することにより,PWIP ドライバを手動で起動することができます。 $ @SYS$STARTUP:TCPIP$PWIP_STARTUP.COM この代わりに,TCP/IPの起動時にPWIPドライバが自動的に起動す るよう,構成プロシージャTCPIP$CONFIG.COMを使用してTCP/IP Services for OpenVMSサービスを構成することができます。 インストレーションの完了後,構成マネージャを使用することに より,TCP/IPを使用するように日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSを構成することができます。この処理は,構成プロ シージャ(PWRK$CONFIG)の実行中,またはサーバの構成後に行う ことができます。前者の場合には,PWRK$CONFIGにより構成マネ ージャを起動するオプションが示されます。後者の場合は,DCL プロンプトでADMINISTER/CONFIGコマンドを入力することによ り,構成マネージャを起動できます。 1-24 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1.8.14 ステップ14:既存のOpenVMS Serverのイメージおよびファイル があるかどうかの確認 次の事項を確認してください。 1. ローカル・システムで実行中のAdvanced Server (PATHWORKS Advanced Serverおよび日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS)イメージ,またはPATHWORKS V5 for OpenVMS (LAN Manager)イメージがない。クラスタ内では,PATHWORKS OpenVMSサーバまたは日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSの以前のバージョンが実行されていてはなりませ ん。 2. PATHWORKS for OpenVMS (NetWare)キットによるファイルが システム・ディスクにない。そのようなファイルが存在す る場合は,SYS$UPDATE:PWVN$DEINSTAL.COM (PATHWORKS for OpenVMS (NetWare)キットに含まれる)を使用してそれらの ファイルを削除します。 3. PATHWORKS Advanced Serverまたは日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSキットによるファイルがSYS$SPECIFIC ディレクトリ・ツリー内にない。 POLYCENTER Software Installationユーティリティがこれらの条 件のいずれかが存在することを検出し,上記のイメージまたはフ ァイルが見つかると,ユーザに通知します。 1.8.15 ステップ15: OpenVMS Cluster構成の確認 Advanced Serverは,複数のOpenVMS Alpha Clusterメンバ上で実 行することができます。これには,次の手順を行います。 1. TCP/IPトランスポートを使用しようとする場合は, Advanced Serverを実行するすべてのクラスタ・メンバ が同じTCP/IPサブネット内にあることを確認します。 2. PATHWORKS for OpenVMS,PATHWORKS V5 for OpenVMS (LAN Manager),または日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSの以前のバージョンがいずれかのクラスタ・メンバ 上で実行されている場合は,そのサーバを停止します。ク ラスタ内にあるAdvanced Serverの以前のバージョンについ ての詳細は,「第1.1.2.2項, OpenVMS Clusterのアップグ レード」を参照してください。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-25 外部認証を提供するために,できるだけ外部認証ソフトウ ェアをクラスタ内のすべてのノードにセットアップしてく ださい。Compaq OpenVMSファイル・サーバを実行しないノ ードに外部認証サポートをセットアップするには,「第5.7 節,外部認証のセットアップ」を参照してください。 3. Advanced Serverをインストールする各システムで,この章 で説明したタスクを完了します。 複数のシステム・ディスクを使用するクラスタ構成では, OpenVMS Registry Serverが共通レジストリ・データベース を使用するように構成しなければなりません。詳細につい ては,「第1.8.5項,ステップ5: OpenVMS Registry Server の起動」を参照してください。 ファイル・サーバおよびプリント・サーバとして使用す るそれぞれのクラスタ・メンバで,「第3章, Advanced Serverの構成」で説明するように,Advanced Server構成コ マンド・プロシージャ(PWRK$CONFIG.COM)を実行します。こ れにより,各ノードで適切なパラメータが設定されサーバ を実行するのに十分なリソースを持つようになります。 4. Advanced Serverを実行するすべてのクラスタ・メンバは, 次の共通のものを共有しなければなりません。 o システムの利用者登録ファイル(SYSUAF.DAT) o ライトリスト・ファイル(RIGHTSLIST.DAT) o OpenVMSレジストリ・データベースの位置(SYS$REGISTRY:) o Advanced Serverデータ・ディレクトリの位置 (PWRK$COMMONROOT:) Advanced ServerをOpenVMS Clusterメンバにインストールすると き,次の2つの条件があてはまる場合は,サーバをシャットダウ ンするように強制され,可能であれば,サーバを実行しているシ ステムをリブートするように強制されます。 1. クラスタ内の2つ以上のシステム・ディスクにAdvanced Serverがインストールされている。 2. Advanced Serverが,インストレーションが行われているシ ステム・ディスク以外のシステム・ディスクからブートさ れた1つ以上のクラスタ・メンバですでに実行されている。 1-26 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に ___________________________________________________________ 1.9 次のステップ Advanced Serverをインストールするには,「第2章, Advanced Serverソフトウェアのインストレーション」の手順に従います。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-27 2 ________________________________________________________________ Advanced Serverソフトウェアのインストレーション この章では,POLYCENTER Software Installation (PCSI)ユーテ ィリティを使用した日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS ソフトウェアのインストール方法を説明します。旧バージョンの サーバからアップグレードするか,初めてサーバをインストール するかに関わらず,ここで概要を説明するプロシージャに従わな ければなりません。 OpenVMS Alpha CD-ROMメニューから直接製品をインストールす る方法については,『OpenVMS Alpha Version 7.2 Upgrade and Installation Manual』を参照してください。 POLYCENTER Software Installationユーティリティについては, 『OpenVMSシステム管理者マニュアル』を参照してください。 インストレーション・プロシージャを開始する前に,「第1章, Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に」で説明 したインストレーション前のタスクが完了していることを確認し ます。 この章は,次の節から構成されます。 o 第2.1節,インストレーション・プロシージャ o 第2.2節,インストレーション時の問題のトラブルシューテ ィング o 第2.3節,次のステップ Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-1 ___________________________________________________________ 2.1 インストレーション・プロシージャ POLYCENTER Software Installationユーティリティは,次の処理 を行います。 1. インストレーションがVAXシステムで行われるか,Alphaシ ステムで行われるかを判定する。VAXシステムの場合,イン ストレーションが終了する。Advanced Serverが稼動するの は,Alphaシステム上のみである。 2. 必要に応じて,システム上にAdvanced Serverアカウントを 作成する。 3. インストレーション・キットのAdvanced Serverファイルを ターゲット・ディスクにコピーする。 4. DECnetまたはDECnet-Plusを実行している場合,DECnetオブ ジェクトを作成する。 5. OpenVMS DCLコマンド定義ファイルをインストールする。 これにはADMINISTERコマンドが含まれており,Advanced Serverの管理が容易になる。 6. Advanced Server論理名定義ファイルをインストールする。 7. 古くなったファイルを削除する。 8. ソフトウェアが正常にインストールされたことを検証す る。ソフトウェアをインストールした後に,インストレ ーション検証プロシージャが自動的に実行されるように POLYCENTER Software Installationを実行する方法につい ての詳細は,「第5.2節, Advanced Serverインストレーシ ョンの検証」を参照する。 9. リブートが必要かどうかを検出し,必要な場合にのみリブ ートを要求する。たとえば,リブート前に他の設定を構成 したり変更したい場合などには,必要なリブートを後で行 うようにするオプションも選択できる。 2-2 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2.1.1 インストレーション・プロシージャを開始する前に インストレーション・プロシージャを起動する前に,次の事項を 確認します。 1. 製品識別子 製品識別子は,POLYCENTER Software Installationユーテ ィリティに対し,どの製品をインストールするかを指示し ます。日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフト ウェア・キットの製品識別子は,ADVANCEDSERVERJAです。 2. メディアをマウントするデバイスの名前 デバイス名は,使用するコンピュータとメディアのタイ プによって異なります。たとえば,AlphaStation 400の CD-ROMドライブにCD-ROMをマウントする場合,デバイス名 はDKA400のようになります。 3. インストールするコンポーネント o 完全なAdvanced Serverソフトウェア o License Serverのみ o 外部認証イメージのみ o License Serverと外部認証イメージのみ これらのコンポーネントは,OpenVMS V7.2-1以降を実行 する任意のAlphaシステムにインストールすることができ ます。完全なAdvanced ServerソフトウェアまたはLicense Serverソフトウェアをインストールするときに,PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server)がすでにインストールされ ている場合は,「第3章, Advanced Serverの構成」で説明 するように,サーバの構成中に,サーバ・データ・ファイ ルが自動的にアップグレードされます。 完全なAdvanced Serverソフトウェアをインストールしない ことを選択した場合は,他のオプションのいずれか1つを選 択できます。完全なAdvanced Serverをインストールするこ とを選択した場合には,他のオプションは示されません。 システムがスタンドアロンLicense Serverを実行するよう に指定されている場合は,完全なAdvanced Serverソフト ウェアの代わりにLicense Serverソフトウェアをインスト ールできます。スタンドアロンLicense Serverは,できる Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-3 だけ指定されたLicense Serverシステムで実行してくださ い。License Serverを実行するかどうかは後で(構成中に) 決めることができます。License Serverと外部認証イメー ジは,完全なAdvanced Serverのインストレーションでイン ストールされます。 OpenVMS 7.2-1以降を実行するAlphaシステムを含むOpenVMS ClusterにAdvanced Serverをインストールして外部認証を 有効にしているとき,これらのシステムがAdvanced Server をインストールしていないシステム・ディスクからブー トされる場合は,そのシステム・ディスクにスタンドアロ ン外部認証ソフトウェアをインストールすることができま す。外部認証のセットアップについての詳細は,「第5.7 節,外部認証のセットアップ」を参照してください。 4. 利用者識別コード(UIC)グループ番号 Advanced Serverインストレーション・プロシージャ は,OpenVMSのユーザ・アカウントPWRK$DEFAULTおよび PWRK$GUESTがまだ存在しない場合,それらを作成します。 インストレーション・ダイアログに表示される省略時の選 択は,次のように決定されます。 ______________________________________________________ インストール時の状態_____省略時の値___________________ ファイル・サーバを初め 360から始まる最初に使用可能 てインストールする。 な未使用のUICグループ番号 PCFS$ACCOUNTという名前 既存のアカウントPCFS$ACCOUNT のアカウントがすでに存 に関連づけられたのと同じグル 在する。 ープ番号 ファイル・サーバのアカ 既存のアカウントと同じグルー ウントがすでに存在す プ番号 る。__________________________________________________ 2.1.2 サーバのインストレーション 「第1章, Advanced Serverソフトウェアをインストールする 前に」に概要を示した推奨するインストレーション前の作業 が完了し,リリース・ノートを読み終えていれば,POLYCENTER Software Installationユーティリティを使用して日本語Compaq 2-4 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション Advanced Server for OpenVMSをインストールする準備ができて います(このユーティリティを使用し,システムでソフトウェア 製品のインストール,管理,および削除を行う方法についての詳 細は,『OpenVMSシステム管理者マニュアル』を参照してくださ い)。 製品のアップグレード中,既存の構成ファイルは,ソフトウェア のこのバージョンの構成を行う際に使用したい場合に備えて保存 されます。 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトェアをインス トールするには,次の手順に従います。 1. インストレーション・キット・メディアを利用可能なドラ イブにロードします。 2. SYSTEMアカウントまたは同等の特権を持つアカウントにロ グインします。 3. 他のユーザがシステムにログインしていないことを確認し ます。 4. ソフトウェアの以前のバージョンがシステムにインスト ールされている場合には,それをシャットダウンします。 クラスタでは,すべてのクラスタ・メンバのソフトウェア をシャットダウンします。クラスタでないサーバの場合に は,次のように入力します。 $ @SYS$STARTUP:PWRK$SHUTDOWN クラスタ・サーバの場合には,次のように入力します。 $ @SYS$STARTUP:PWRK$SHUTDOWN CLUSTER 5. システムにDECnetを構成していて,インストレーション・ プロシージャのログを作成したい場合には,次のコマンド を入力したのち,再度システム・アカウントにログインし ます。 $ SET HOST 0/LOG=file-name このとき,file-nameには,ログを書き込みたいファイルの 名前を指定します。 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-5 6. POLYCENTER Software Installationユーティリティを開始 するには,システムに適したソース・ディレクトリ・パス を指定してPRODUCT INSTALLコマンドを入力します。たとえ ば,次のように入力します。 $ PRODUCT INSTALL ADVANCEDSERVERJA /SOURCE=directory-path このとき,directory-pathには,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSキットのあるソース・ドライブのデ ィスクおよびディレクトリ名を指定します。たとえば, /SOURCE=DAD$100:[ASOVMS073]のように指定します。 ソース修飾子を指定しない場合,POLYCENTER Software Installationユーティリティは,論理名PCSI$SOURCEで定義 された位置を検索します。論理名が定義されていない場合 には,ユーティリティは現在の省略時のディレクトリを検 索します。 ユーティリティは,ソフトウェアをPCSI$DESTINATION論理 名で定義された位置へインストールします。その論理名が 定義されていない場合には,SYS$COMMON:[VMS$COMMON]およ びその下のディレクトリにソフトウェアをインストールし ます。 _______________________ 警告 _______________________ PCSIを使用して日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSをインストールしている場合には,PCSI$DESTINATION 論理名を再定義したり,/DESTINATION修飾子を使用したり しないようにしてください。インストール先が省略時の設 定以外の場合,インストレーションが失敗して,インスト ールされたキットが正しく動作しないことがあります。 _____________________________________________________ 省略時の設定では,インストレーション・プロシージャ で表示されるのは最小限の説明だけです。各プロンプトに ついての追加情報を取得するには,次の例に示すように, PRODUCT INSTALLコマンドに/HELP修飾子を指定します。 $ PRODUCT INSTALL ADVANCEDSERVERJA /SOURCE=directory-path- _$ /HELP 7. 対話型のインストレーション・プロシージャが開始され, 情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。 2-6 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 「例 2-1,サンプルのインストレーション・プロシージャ -パート1」以降には,各項にサンプルのインストレーシ ョン・スクリプトと,それに付随する説明が含まれていま す。 システムに表示される実際のインストレーション・スクリ プトには,現在の構成により,追加の質問が含まれている ことがあります。 _______________________ 注意 _______________________ Ctrl/Yを押すと,いつでもインストレーションを中止する ことができます。インストレーション・プロシージャは作 成したすべてのファイルを削除して終了します。 _____________________________________________________ 例 2-1 サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート1 $ PRODUCT INSTALL ADVANCEDSERVERJA/SOURCE=DKA100:[000000] The following product has been selected: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 Layered Product Do you want to continue? [YES] Y Configuration phase starting ... You will be asked to choose options, if any, for each selected product and for any products that may be installed to satisfy software dependency requirements. CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVER V7.3: Advanced Server for OpenVMS Copyright 2000 Compaq Computer Corporation Advanced Server is sold by Compaq Computer Corporation (次ページに続く) Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-7 例 2-1 (続き) サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート 1 Advanced Server requires PAK PWLMXXXCA07.03 for each client. This installation procedure requires that all the following conditions are satisfied: 1. This procedure is running on an Alpha processor. 2. The system is running OpenVMS 7.2 or later. 3. All required privileges are currently enabled. 4. No PATHWORKS or Advanced Server images are running on this node or anywhere in the cluster. 5. No files from a PATHWORKS (NetWare) kit are present on this system disk. 6. No files from any Pathworks or Advanced Server kit are in SYS$SPECIFIC on this system disk. This procedure checks if the conditions are satisfied. If they are satisfied, the procedure continues. If not, the procedure stops. Do you want to continue? [YES] ___________________ 例 2-1の説明 ___________________ このインストレーション例では,インストール担当者がイ ンストレーションのソースを指定します。"Configuration phase starting ..."というメッセージは,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS自体の構成ではなく, POLYCENTER Software Installationユーティリティ・デー タベースの構成を指しています。 インストレーション・スクリプトの最初の部分では,イン ストールしている製品を識別し,インストレーションを続 行する前にプロシージャがチェックする条件をリストして います。これらの条件のうちの1つ以上が満足されていな い場合には,NOを入力してプロシージャを停止し,条件を 満足するのに必要な処理を行います。 これらの条件が満足されている場合には,Returnを押して インストレーション・プロシージャを続行します。続行 したときに,プロシージャがこれらの条件のうちの1つが 2-8 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 満足されていないことを検出した場合は,「第2.2.1項, VAXシステム上への日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション」または「第 2.2.2項,別のAdvanced Serverイメージを実行しているシ ステムへの日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSの インストール」に掲載されているようなメッセージが表示 されます。満足されていない必須条件を満足してから,プ ロシージャを再起動します。 プロシージャを続行した("Do you want to continue?"プ ロンプトに対してYESと応答した)場合は,インストレーシ ョンについて次のいずれかの選択を行うように要求するプ ロンプトが表示されます。 _____________________________________________________ Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-9 例 2-2 サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート2 Select one of the numbered options: 1 Install the complete Advanced Server [default] 2 Install only the License Server 3 Install only the external authentication images 4 Install both the License Server and the external authentication images Option: [1] ___________________ 例 2-2の説明 ___________________ スクリプトのこの部分では,完全な日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS製品をインストールする か,またはスタンドアロンLicense Serverのみ,スタンド アロン外部認証イメージのみをインストールするか,ある いはスタンドアロンLicense Serverとスタンドアロン外部 認証イメージの両方をインストールするかを選択します。 この例では,完全なインストレーションが選択されて,プ ロシージャが続行します。 _____________________________________________________ 例 2-3 サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート3 A PWRK$STREAMSOS_V*.EXE execlet from a previous kit is currently loaded into memory on this node. You must reboot this node before starting the product on this node. For complete information about the reasons a reboot might be necessary and how to avoid unnecessary reboots, see the Installation and Configuration Guide. (次ページに続く) 2-10 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 例 2-3 (続き) サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート 3 Select an option: 1. Delay reboot as long as possible on all nodes. [default] 2. Prevent PWRK$CONFIG configuration on any node using this system disk until after reboot. 3. Prevent PWRK$CONFIG configuration on all nodes until after reboot. 4. Prevent startup on any node using this system disk until after after reboot. 5. Prevent startup on all nodes until after reboot. Option: [1] ___________________ 例 2-3の説明 ___________________ インストレーション・プロシージャは,システムのリブー トが必要な状況をチェックします。次のような場合にリブ ートが必要になります。 o サーバ・ドライバ(PCFまたはPCI)またはexeclet (PWRK$STREAMSOS_V*.EXE)の以前のバージョンがメ モリ内で検出された場合。以前のバージョンは, 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSまたは PATHWORKS for OpenVMS製品のいずれかのものです (Advanced Serverを開始する前にリブートする必要が あります)。 o システム・パラメータ(MODPARAMS.DAT内)が変更さ れたか,システム・パラメータに影響を与えるよう なサーバ・パラメータが変更された場合(「第1章, Advanced Serverソフトウェアをインストールする前 に」に示すように,Advanced Serverを構成する前に リブートが必要です)。 PATHWORKS for OpenVMSまたは日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS製品が以前にインストールされていて 起動されていた場合は,その製品が停止または削除された 後でもシステムに残っているイメージがあります。このた め,Advanced Server for OpenVMSが起動できるようにす Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-11 るには,システムをリブートして古いイメージを削除する 必要があります。 ダウン時間を最小限にするため,インストレーション・プ ロシージャは必要な場合にのみリブートするように要求し ます。インストレーション後にはリブートを強制されるこ とはありません。 「例 2-3,サンプルのインストレーション・プロシ ージャ-パート3」では,以前の製品のインストレー ションからのソフトウェアが検出されました(この 場合,PWRK$STREAMSOS_V*.EXEファイル,つまり, PATHWORKS for OpenVMSからのPWRK$STREAMSOS_V6.EXEま たは,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSから のPWRK$STREAMSOS_V7.EXEのいずれか)。このシステムで日 本語Compaq Advanced Server for OpenVMSを実行する予定 がない場合にかぎり,リブートが必要です。 必要なリブートを遅らせて,インストレーションや構成プ ロセスをリブート前に終わらせるようにするオプションが あります。たとえば,OpenVMS Clusterにサーバをインス トールしている場合は,クラスタのすべてのノードへのサ ーバ・インストレーションを終えてからリブートを行いた いと思うでしょう。リブートは,無期限に遅らせて,回避 することも可能です。 また,インストール済みのサーバで次の処理を行わないよ うにするオプションもあります。 o このシステム・ディスク(サーバをインストールして いるディスク)を使用するノードでの構成をリブート 後まで行わないようにする。 o すべてのクラスタ・ノードでの構成をリブート後まで 行わないようにする。 o このシステム・ディスクを使用するノードでの起動を リブート後まで行わないようにする。 o すべてのクラスタ・ノードでの起動をリブート後まで 行わないようにする。 これらのオプションは,サーバを共通ディスクにインスト ールしている場合に,クラスタ上などでの不必要なリブー トを防ぐことができるようにします。サーバを1つのノー ドにインストールする場合に,これらのオプションを使用 2-12 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション すると,サーバを起動する前に,他のクラスタ・ノード上 でのインストレーションおよび構成を完了することができ ます。システムは1度だけリブートする必要があります。 _____________________________________________________ 例 2-4 サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート4 User Accounts and User Identification Codes (UICs) -------------------------------------------------- The Advanced Server V7.3 for OpenVMS installation creates two OpenVMS accounts: a default account, PWRK$DEFAULT, and a guest account, PWRK$GUEST. The default UIC group number for both these new accounts depends on the following: o If you are installing the server for the first time, the default is the first unused UIC group number, starting with 360. o If a PCFS$ACCOUNT already exists, the default is the UIC group number associated with PCFS$ACCOUNT. o If a PWRK$DEFAULT or PWRK$GUEST account already exists, the default is the UIC group number associated with PWRK$DEFAULT or PWRK$GUEST, in preference to PCFS$ACCOUNT. However, the default UIC group number will not be used to change the UIC of any existing accounts. For more information about UIC group numbers, see the OpenVMS System Manager's Manual. Enter default UIC group number for PWRK$DEFAULT and PWRK$GUEST Group: [360] Creating OpenVMS accounts for PWRK$DEFAULT and PWRK$GUEST PWRK$DEFAULT account already exists PWRK$GUEST account already exists Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-13 ___________________ 例 2-4の説明 ___________________ 完全な日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS製品を インストールしている場合にかぎり,省略時のUICグルー プ番号の入力を要求されます。新しく作成したOpenVMSア カウントのPWRK$DEFAULTおよびPWRK$GUESTを省略時のユー ザ識別コード(UIC)グループ番号と関連付けたくない場合 には,別の3桁のUICグループ番号を指定します。 _____________________________________________________ 例 2-5 サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート5 * This product does not have any configuration options. ___________________ 例 2-5の説明 ___________________ 構成の選択はすでにプロシージャの実行中に行われていま す。 プロシージャは次のように続行されます。 _____________________________________________________ 2-14 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 例 2-6 サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート6 Execution phase starting ... The following product will be installed to destination: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 DISK$AXP0721:[VMS$COMMON.] Portion done: 0%...10%...20%...30%...40%...70%...90% To automatically start Advanced Server V7.3 for OpenVMS at system startup, you should add the following line to the SYS$MANAGER:SYSTARTUP_VMS.COM file. $ @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP Note: Add this line after the lines that start all the network transports, such as DECnet. Before starting Advanced Server V7.3 for OpenVMS on this node, be sure to configure the product (@SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG) on each node in the cluster where the product will run. ...100% The following product has been installed: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 Layered Product ___________________ 例 2-6の説明 ___________________ インストレーションの実行フェーズの進行中,各部分が完 了するごとにスクリプトから通知があります(どれくらい 完了したかがパーセントで示されます)。その後,システ ムの起動時に自動的にサーバが起動するようにする方法に ついて説明するとともに,サーバを起動する前に構成プロ シージャを実行することを通知します(外部認証イメージ のみのインストレーションでは,起動および構成はオプシ ョンではありません)。 _____________________________________________________ 例 2-7 サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート7 (次ページに続く) Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-15 例 2-7 (続き) サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート 7 %PCSI-I-IVPEXECUTE, executing test procedure for CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 ... Copyright Compaq Computer Corporation 1998, 2000. Starting Installation Verification Procedure for Advanced Server V7.3 for OpenVMS %PWRK-I-NORMAL, IVP completed successfully %PCSI-I-IVPSUCCESS, test procedure completed successfully $ ___________________ 例 2-7の説明 ___________________ プロシージャはインストレーションの検証を行ったのち, 終了します。 _____________________________________________________ 2.1.3 インストレーション完了後の作業 外部認証イメージのみをインストールした場合は,「第5.7節,外 部認証のセットアップ」で説明している外部認証を有効にする処 理へ進むことができます。他のインストレーションでは,インス トレーションの完了後,次の処理を行います。 1. システムで日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS の以前のバージョンを実行していた場合には,必要であれ ば,Advanced Serverを起動する前にシステムをリブートし ます。リブートが必要な状況については,「例 2-3,サンプ ルのインストレーション・プロシージャ-パート3」の後の 説明を参照してください。 2. 第3章に進んで日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS を構成します。 2-16 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション インストレーションが完了した後,次のコマンドを入力すると, インストールされた日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS ファイルの一覧を表示することができます。 $ PRODUCT LIST ADVANCEDSERVERJA /SOURCE=directory-path このとき,directory-pathには,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSキットが入っているソース・ドライブ のディスクおよびディレクトリ名を指定します。たとえば, /SOURCE=DAD$100:[ASOVMS073]のように指定します。ソース修飾 子を指定しなければ,POLYCENTER Software Installationユー ティリティは,論理名PCSI$SOURCEで定義される位置を検索しま す。論理名が定義されていない場合,ユーティリティは現在の省 略時のディレクトリを検索します。 ___________________________________________________________ 2.2 インストレーション時の問題のトラブルシューティング 以降の各項では,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソ フトウェアを適切でない環境にインストールした場合に発生する 可能性のある問題をいくつか説明します。 2.2.1 VAXシステム上への日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション Advanced Serverは,OpenVMS VAXシステム上では稼動しません。 Advanced ServerをVAXシステムにインストールしようとすると, POLYCENTER Software Installationユーティリティが次のエラ ー・メッセージを表示して,インストレーションを終了します。 Advanced Server V7.3 for OpenVMS does not run on OpenVMS VAX systems. You can install this product on OpenVMS Alpha systems only. Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-17 2.2.2 別のAdvanced Serverイメージを実行しているシステムへの日 本語Compaq Advanced Server for OpenVMSのインストール 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSを,PATHWORKS for OpenVMSまたは日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSイメ ージを実行中のシステム(またはクラスタ内のノード)にインスト ールしようとすると,インストレーション・プロシージャは次の ようなメッセージを表示します。 Advanced Server V7.3 for OpenVMS cannot be installed while any PATHWORKS or Advanced Server processes are running. If this node is part of a cluster, no node of the cluster can be running any of those images. At least one of the preconditions for installation have not been met. See the Installation Guide for more information %PCSI-E-S_OPFAIL, operation failed %PCSIUI-E-ABORT, operation terminated due to an unrecoverable error condition _______ このメッセージが表示された場合の処置 _______ これらのサーバ・イメージの実行を停止した後,インスト レーション・プロシージャを再起動します。 _____________________________________________________ 2.2.3 システム・ディスクの制限事項 インストレーション・プロシージャがPATHWORKS (NetWare)フ ァイルを検出すると,プロシージャはユーザに通知し,それ らのファイルを削除してインストレーション・プロシージャを 再起動するように要求します。インストレーション・プロシー ジャがSYS$SPECIFIC:ディレクトリでPATHWORKS for OpenVMSフ ァイルまたはいずれかのAdvanced Serverファイルを検出した 場合も同様です。システム・メモリでイメージ(「例 2-3,サン プルのインストレーション・プロシージャ-パート3」にあるよ うなPWRK$STREAMSOS_V*.EXEファイルなど)が検出された場合に は,プロシージャは続行し,日本語Compaq Advanced Server for 2-18 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション OpenVMSを起動する前にリブートする必要があることを通知しま す。 2.2.4 PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server) V6.0A以前のバー ジョンのあるシステムへの日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSのインストール システムにV6.0A以前のバージョンのPATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server)がインストールされている場合,インストレ ーション・プロシージャは次のメッセージを表示します。 The migration path from PATHWORKS V6.0 to the Advanced Server is valid, but not recommended. Do you want to continue with the installation? [YES]: できるだけPATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server) V 6.0C以 降からAdvanced Server V7.3 for OpenVMSにアップグレードする ようにしてください。サーバの以前のバージョンからアップグレ ードするには,Advanced Server V7.3 for OpenVMSをインストー ルする前に,「第1.1.2項,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSにアップグレードする場合」で説明する移行パスに従い ます。 ___________________________________________________________ 2.3 次のステップ 続行する場合は,インストールしているサーバに応じて,次のい ずれかを行います。 ________________________________________________________________ インストールしているサ ーバ____________________参照する章______________________________ 完全なAdvanced Server 第3章, Advanced Serverの構成 スタンドアロンLicense 第4章,スタンドアロンLicense Serverの構成 Server と起動 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-19 ________________________________________________________________ インストールしているサ ーバ____________________参照する章______________________________ スタンドアロン外部認証 第5.7節,外部認証のセットアップおよび ソフトウェア 『OpenVMS Guide to System Security』を参 ________________________照______________________________________ 2-20 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 3 ________________________________________________________________ Advanced Serverの構成 この章では,Advanced Serverの構成方法について説明します。 この章は,次の節から構成されます。 o 第3.1節, Advanced Serverの構成プロシージャについて o 第3.2節, LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジストリへの 移行 o 第3.3節, Advanced Server構成プロシージャを起動する前 に o 第3.4節, Advanced Server構成プロシージャの起動方法 o 第3.5節, Advanced Server構成プロンプトへの応答方法 o 第3.6節,サーバ構成設定の変更方法 o 第3.7節, Advanced Serverのドメインの役割の構成 o 第3.8節,サーバの言語の構成 o 第3.9節, Windows NTプリンタ管理の構成 o 第3.10節,構成プロシージャの問題のトラブルシューティン グ o 第3.11節, Advanced Serverのネットワーク・アダプタ o 第3.12節,次のステップ ___________________________________________________________ 3.1 Advanced Serverの構成プロシージャについて Advanced Serverの初期構成プロシージャPWRK$CONFIG.COMは,日 本語Compaq Advanced Server for OpenVMSのインストレーショ ン・プロシージャによってインストールされます。 Advanced Serverの構成 3-1 インストレーション・プロシージャと同様,構成プロシージャも (プロンプトを表示することにより)一連の質問を行います。プロ シージャは,入力された答えを使用してAdvanced Serverを構成 します。 PWRK$CONFIGプロシージャを使用して,あとでいつでもサーバを 構成することができます。スクリプトの内容は,最初の構成の 後,変更されることに注意してください。 3.1.1 構成プロシージャの動作 PWRK$CONFIGは,次のことを行うコマンド・プロシージャです。 o Advanced Serverのオンディスク構造(「第E.2節, Advanced Serverオンディスク構造」を参照)を作成する。 o サーバを以前のバージョンからアップグレードする場合 や,現在構成されている言語が既存のファイル・サーバで 使用されていた言語と互換性がない場合などに,既存のフ ァイル・サーバのユーザ・アカウントおよび共有データベ ースをアップグレードする。 o 以前に構成されていたサーバを構成している場合は,元 のアカウント・データベースを特別に作成したディレクト リに保存する(詳細については,「第3.10.3項, Advanced Serverの再構成中に問題が発生した場合」を参照)。 o まだ実行されていない場合は,レジストリ・サーバを起動 する。 o PATHWORKS for OpenVMSサーバから日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSへアップグレードしている場合は,サ ーバ構成パラメータをPATHWORKS for OpenVMSのLANMAN.INI ファイルからOpenVMSレジストリに移行する(詳細について は,「第3.2節, LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジスト リへの移行」を参照)。 o 構成マネージャに入って,システム環境に影響を及ぼす システム構成パラメータを変更できるようにする。また利 用可能なシステム・リソースに対する構成の設定の確認を 可能にする。たとえば,サーバが実行するトランスポート や,サーバに同時に接続できるクライアントの最大数を指 定することができる。 3-2 Advanced Serverの構成 構成マネージャについての詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参 照。 o サーバの役割,ドメイン名,および有効にするサービスな ど,サーバ構成の省略時設定の変更を可能にする。 o プライマリ・ドメイン・コントローラまたはメンバ・サー バとして実行するサーバ上で,Administratorアカウント・ パスワードを指定できるようにする。 o サーバを起動するオプションを提供する。 サーバをインストールした後,サーバを起動できるようにするに は,PWRK$CONFIG構成プロシージャを実行する必要があります。 OpenVMS Clusterでは,サーバを起動する前に,サーバを実行し ようとする各ノードで,PWRK$CONFIGを実行しなければなりませ ん。OpenVMS Clusterのノードは,ドメインにおいて1つの単位と して機能しますが,構成のためにはそれらを個別の単位として扱 います。 ___________________________________________________________ 3.2 LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジストリへの移行 PATHWORKS for OpenVMSと日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSサーバは,サーバ・パラメータを異なる位置に保存し ます。PATHWORKS for OpenVMSサーバは,LANMAN.INIファイル を使用してサーバ構成パラメータを保存します。日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSは,Windows NTレジストリに似 たOpenVMSレジストリを使用します。OpenVMSレジストリにお けるサーバ構成パラメータの管理についての詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』 を参照してください。 PATHWORKS for OpenVMSから日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSにシステムをアップグレードする場合,インストレーシ ョンの後でPWRK$CONFIG.COM構成プロシージャを初めて実行し たときに,既存のLANMAN.INIファイルにあるパラメータや設定 がOpenVMSレジストリに移行されます(日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSは,パラメータ設定をLANMAN.INIファイルか らは読み込みません)。パラメータはOpenVMSレジストリに移行さ れた後,レジストリで管理することができます。それ以降,シス Advanced Serverの構成 3-3 テムがPATHWORKS for OpenVMSを再度実行した場合,LANMAN.INI ファイルが保持されます。 PWRK$CONFIG.COM構成プロシージャは,パラメータの1度限りの移 行を実行します。パラメータがレジストリに移行されるとき, PWRK$CONFIGプロシージャがLanmanIniMigrated値に関連づけられ ているデータをOpenVMSレジストリに設定します。この値が存在 し,それに関連づけられたデータを持つ場合,PWRK$CONFIGプロ シージャは,パラメータ移行プロセスを省略します。 次のコマンドを使用して,OpenVMSレジストリにある値とそれに 関連づけられたデータを表示することができます。 $ REGUTL :== $SYS$SYSTEM:PWRK$REGUTL.EXE $ REGUTL SHOW VALUE * LANMANINIMIGRATED 次の例では,LanmanIniMigrated値について表示されているデー タは,パラメータが2000年10月29日に移行されたことを示してい ます。 Key: SYSTEM\CurrentControlSet\Services\AdvancedServer\Parameters Value: LanmanIniMigrated Type: String Current Data: LANMAN.INI migrated on 29-OCT-2000 15:31:48.90 次の例は,PATHWORKS for OpenVMSを構成したことがないシステ ムに日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSを構成している 場合(つまり,PATHWORKS for OpenVMSからアプップグレードして いるのではない場合),LanmanIniMigrated値について表示される データを示しています。 REGUTL> SHOW VALUE * LANMANINIMIGRATED Key: SYSTEM\CurrentControlSet\Services\AdvancedServer\Parameters Value: LanmanIniMigrated Type: String Current Data: No LANMAN.INI to migrate on 29-OCT-2000 15:31:48.90 PWRK$REGUTLユーティリティを使用してOpenVMSレジストリ にあるサーバ構成パラメータを管理する方法についての 詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してください。 3-4 Advanced Serverの構成 ___________________________________________________________ 3.3 Advanced Server構成プロシージャを起動する前に PWRK$CONFIGコマンド・プロシージャを起動する前に,次の事項 を確認します。 3.3.1 どのOpenVMSディスク・デバイスにAdvanced Serverデータ・フ ァイルを格納するか? データ・ファイルには,次のものがあります。 o 構成パラメータ・ファイル o License Serverのデータ・ファイル o ログ・ファイル o プリンタ・スプール・ファイル o サーバ・データ・ファイル o Security Account Manager (SAM)データベース・ファイル o クライアント・ベースのサーバ管理ツールおよびライセン ス・キット o 仮想メモリ・セクション・ファイル 省略時には,構成プロシージャは,データ・ファイルをシステ ム・デバイス(SYS$SYSDEVICE)にコピーします。ただし,指定で きるのは,未使用ブロックが最低85,000あるディスク領域を持つ 既存のOpenVMSディスク・デバイスです。必要な容量はインスト ールするコンポーネントによって異なります。 Advanced Serverデータ・ファイルのディスクを選択する場合, 次のことに注意してください。 o Advanced Serverは,指定されたディスク・デバイスにコ ピーされたデータ・ファイルに頻繁にアクセスし,これに よりディスク入出力が発生します。このような動作がシス テム・ディスクで生じると,OpenVMSシステムとAdvanced Serverの両方のパフォーマンスが低下する可能性がありま す。できるだけシステム・ディスク以外のディスク・デバ イスを指定してください。 Advanced Serverの構成 3-5 o 複数のシステム・ディスクがあるOpenVMS Clusterでは, Advanced Serverを実行する予定のノード全部が同じディス ク・デバイスを使用して,Advanced Serverデータ・ファイ ルを格納し,アクセスしなければなりません。別々のクラ スタ・メンバで別々のディスクを使用することは,厳しく 禁止されています。 o Advanced Serverデータ・ファイルを格納するディスク・デ バイスは,PWKR$CONFIGコマンド・プロシージャを実行し て,随時,変更することができます。PWRK$CONFIGは,自動 的にデータ・ファイルを新しい位置にコピーして,現在の 位置からデータ・ファイルを削除します。 3.3.2 今すぐシステム構成パラメータを変更するか? システム構成パラメータを変更するためのプロンプトに"YES"と 答えると,構成マネージャが起動します。構成マネージャは,サ ーバに同時に接続できるクライアントの最大数やサーバが使用で きる物理メモリの割合,およびサーバが使用するネットワーク・ トランスポートなどのシステム環境構成パラメータの設定を変更 したり確認したりするためのユーティリティです。 Advanced Serverの起動後も,構成マネージャを使用してシス テム構成パラメータの設定を変更することができます。詳細 については,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してください。「第B.2節, Advanced Server構成プロシージャの例」には,PWRK$CONFIGの実 行中にシステム構成パラメータの設定を変更する場合に表示され る基本的な構成マネージャの画面を示しています。 3.3.2.1 バックアップ・ドメイン・コントローラまたはメンバ・サー バ用のトランスポートの構成 サーバをバックアップ・ドメイン・コントローラ(BDC)またはメ ンバ・サーバとして構成する場合,プライマリ・ドメイン・コン トローラ(PDC)でも実行されるトランスポートを最低1つ選択する 必要があります。そうでなければ,構成が失敗します。 トランスポートがワイド・エリア・ネットワークの中のサーバ上 で動作するよう選択する場合,次の事項に注意してください。 3-6 Advanced Serverの構成 o ワイド・エリア・ネットワークでは,TCP/IPトランスポー トは必須です(DECnetもワイド・エリア・ネットワークを サポートしていますが,提供する機能は,TCP/IPほど広範 囲に渡るものではありません)。クラスタでは,すべての Advanced Serverメンバは同じサブネット内に存在していな ければなりません。 o BDCまたはメンバ・サーバを構成する場合,PDCがあるのと は別のTCP/IPサブネットの既存のドメインに加えるには, 構成しているサーバとPDCの両方がTCP/IPトランスポートを 使用するように構成するとともに,「第6章,ワイド・エリ ア・ネットワークの実装」に説明するように,NetBIOS名の 解決にWINS (Windowsインターネット・ネーム・サービス) サーバ,Domain Name System (DNS)サーバ,またはLMHOSTS ファイルのいずれかを使用して,ワイド・エリア・ネット ワークをセットアップしなければなりません(名前の解決に は,これらの方法のうちの1つ,2つ,または3つすべてを選 択することができます)。 o ネットワーク名の解決にWINSを使用する場合,PDCとBDCの 両方とメンバ・サーバがWINSサーバを使用してNetBIOS名の 解決を行わなければなりません。 Advanced ServerをOpenVMS Clusterで実行する場合,ロー ド・バランシングおよびフェイルオーバの恩恵を受けるに は,クライアントはAdvanced Serverクラスタ・エイリアス を使用してAdvanced Serverに接続する必要があります。 ただし,Advanced Serverは,Advanced Serverクラスタ・ エイリアスをWINSサーバに動的には登録しません。そのた め,Advanced Serverエイリアス用の静的なマルチホーム・ エントリをWINSデータベースに定義しておきます。詳細に ついては,「第6.3.1項, OpenVMSクラスタのためのWINSの セットアップ」を参照してください。NetBIOS名の解決に DNSを使用する予定の場合には,この静的なマルチホーム・ エントリをWINSデータベースから削除する必要があります (NetBIOS名の解決のためにクライアントがWINSおよびDNS の両方を使用するように構成されている場合には,まず, WINSサーバを照会して名前を解決します)。 o LMHOSTSファイルを使用する場合,PDC,BDCおよびメンバ・ サーバにそれをセットアップしなければなりません。PDCと 同じサブネット上にないBDCまたはメンバ・サーバを構成す る前に,PDC用の特別なNetBIOS名エントリがBDCまたはメン バ・サーバ上のLMHOSTSファイルにあることを確認します。 Advanced Serverの構成 3-7 このエントリがない場合,BDCまたはメンバ・サーバはPDC を見つけることができず,既存のドメインへの参加に失敗 します。このNetBIOS名エントリは,ドメイン名と同じでな ければならず,15文字まで空白を詰め,それに16進数の制 御文字1Bを付加したものです。PDCのIPアドレスをこの特殊 名にマップします。たとえば,ドメイン名がLANGROUPで, LANGROUPのPDCがIPアドレス10.20.30.40のDOMPDCのとき, BDCおよびメンバ・サーバは次の行をLMHOSTSファイルに追 加する必要があります。 10.20.30.40 DOMPDC #PRE #DOM:LANGROUP 10.20.30.40 "LANGROUP \0x1B" #PRE 引用符内の文字の総数は常に20文字(空白詰めして15文字に したドメイン名に16進数の制御文字(\0x1B)に必要な5文字 を加えたもの)であることに注意してください。 詳細については,「第6章,ワイド・エリア・ネットワーク の実装」を参照してください。 Advanced ServerをOpenVMS Cluster内で実行する場合, Advanced Serverクラスタと同じサブネットにない他のドメ イン・コントローラ(PDCを含む)は,Advanced Serverクラ スタ・エイリアス用のエントリをLMHOSTSファイルに追加す る必要があります。これにより,NetBIOS名の解決に他の方 法(WINSまたはDNS)が使用されないことが想定されます。